足せる

オタクは、そうぞうビジネス。

想像であり、創造。
 
そこに全ては語り尽くされてはいない。だから、そこに語られていない部分は、自分で想像する、自分で足す。
ある方向性が示されていると、そうした想像された考えが、一つのベクトルを形成しだす。流れができる。元ネタがそれに影響され、そちらへの流れがウネリとなることもある。
 
そうなると流行だ。
 
自分で足せる余地があるものは、楽しい。
反対に、足す余地がないものは、相手のなすがまま以上にはなり得ない。
足せる事、この楽しみ。
足した事でまたあらたにフィールドが広がるその楽しみ。
それは想像する事、創造する事の楽しみでもあるのではないか。
 
オタク万歳。
決められた事だけを、意味も分からず作業するだけなんて。
みんな子供の頃は勝手に想像したはず、できたはずなのにね。
あの頃って楽しくなかったっけ?