冷静と鈍感の間

物事には冷静になった方がいい。

その時の感情の高ぶりに引きずられて、思ってもみなかった方向に動き出しても後の祭り、といったことは、過去に何度も経験した。

 

だが、鈍感になる事とは違う。それは、感じなくなること。考えなければいけない信号についても知ることができないという状態。それが鈍感だろう。文字通り、感覚が鈍ること。それは、自ら判断することを放棄する、判断しないと言う事。流されるまま。その信号を取り扱うものとして感知しないと言う事。

 

冷静と言うのは、信号レベルではしっかりと知覚している。が、それを己の判断で制御し、それに揺さぶられずに、自らの意思でコントロールしていくこと。

 

冷静と鈍感は、当然ながら違う。たぶん、冷静の方が大変だし疲れるし。けれど、本当に自分の意思を貫き通したかったら、大変な方を選ばざるを得ない。結果として同じに見える状況があったとしても、そこに至るモノの違いはおおきい。

 

迷ったら大変な方を選ぶ。面倒だし疲れるし。でも、後から振り返ればどちらが良かったか。まぁ自分史においても歴史にifはないのだけれど。どうするかなぁ、自分。