便利なシーンのイメージだけで
売り手は足し算で説明する。
こんなことができます、あんなこともできます。
さらにこんなことが!
そして今ならさらにお得!
生活用品にせよ家電製品にせよ、今は持っていないかもしれない素晴らしい場面、状況、シーンをいかに想像させるか。だから「付加価値」という形で購買意欲をあおる。
ユーザーや消費者は、慣れていなければ別だが、大抵は話半分で聞く。「10」聞けば「3」とか「5」ととらえている人が大半。言ってみれば引き算で見ている。
…とか言うけど、本当は言うほどにはバッテリー持たないんじゃないの?
ってカタログには書いてあるけど、ほんとの燃費はいくらなのさ?
そんなに機能がいっぱいあったら、操作が難しかったりしない?
言われれば答えるよりほかはない。が、聞かなければ答えない者もいる。不便なシーンを見せないのが商売だったりもする。
実は持ちにくい
長時間は使えない
維持費が高い
等々
…というわけで、高等戦術を持っている販売員は、そのデメリットも語りながらメリットとを天秤にかけさせて「魔法に」かける。
実は本当の本当の部分は語っていなかったりして…。
欲しいと思っている方は、「何が欲しいのか」を自分で本当にそう思っているのか、と。
いい事ばっかじゃないからねぇ。