偶然と必然

要するに人生なんて、偶然の積み重ねでしかない。

ただし、それを甘んじて受けつづけるのではなく、「その偶然が起きるように、必然化するようにどうやって持っていくことができるのか?」の繰り返しではないのか。

 

全てを単なる偶然のまま、身を任せるままに生きているという人もいる。が、そういった人でも、自分が嫌だと思うほうに流れそうになると抗うだろう。
その意思をもっと強く持ったうえで、その自分が意図する方向に少しでも流れを作るように、意思でその先へ続く道を作ることができるか?

 

時にはあきらめることもあるだろう。時には最後の追い込みを頑張って、その道への足掛かりをつかむこともある。がいずれにせよ、そうして「頑張った」と自分で思えたとしても、「それも単なる偶然」だと達観視していたとしても、それもまた偶然であり、同時に必然。

 

自分の努力としていかに必然と見ることができるのか。

いやいや、そもそもすべては偶然だよと悟りきるのか。

必然にできるように努力出来たな、っていう納得具合と、運命に逆らわず生きていくだけということと。すべてはその二つのバランスで、ミックスの配合具合次第。