それが求める「効率」

個々人での効率をあげよ、仕事の効率をあげよとのプレッシャーが一段と激しい今日この頃。個人での効率を上げるために日々努力したり、残業を削減されたり。

 

ところでこんな経験はないだろうか?会社全体の仕組みや手続きが変わったこと、社内改革の一端によって、個々の仕事がめんどくさくなったとか、手続きが複雑になったとか…。

要するに、全体最適と、個別最適とは、そのフォーカスしているところが全く違うことが少なくないということ。

 

では個別に最適化したものを積み上げると、必ず全体最適に至るか?というと、そうでないことは皆さんご存知の通り。Aという個人とBという個人の最適化手法が違えば、AとBとを合わせた最適化には当然ならず、どちらか、もしくは第三の形に統一する、コンバートするという手間が必ず入る。

 

そうした全体最適の方向性すら示さずに、それぞれの個々に最適化を求めたうえでまだまだ効率が悪い…などというのは、要するに上の認識不足であったり、意識の低さとしか言いようがない。

と、これを直接指摘するとたいてい嫌われ、目をつけられることになるのですけどね…。