お金?を稼ぐ

そもそも、人の世にはお金があって人が存在したのではなく、物事やサービスを流通させるのに便利になるからこそ、道具としてのお金を想像してきたはず。

 

だから今でも、別にお金を介さずに「多めに手に入ったのでおすそ分け」があり、別の機会に別のものを「お返し」したりすることが。

 

でも、なんでも「お金」という仲介物を介することで、そのお金に翻弄される。お金というもの自体が価値を持ったような錯覚に陥る。

お金は信頼の証であったり、物差しでしかないのに、それにすがろうとしたり、それを集めようとしたり。だから本質は「お金」ではなく、「それで図られる価値あるモノ」をたくさん紡ぎだすことに注力しなければならないのに。

 

これ、「手段」と「目的」の関係そのものではないだろうか?我々は何のために「お金」を稼ごうと思っているのだろう?あくまでそれは道具でしかなく、実はお金がないけれど助けたい人だっているではないか。

そう考えると、「お金を稼ぐ」とは「手段を多く準備する」ではなく、そもそもの「目的」を達成させるのにより便利な環境を作り出しておくこと。だから「お金を稼ぐこと」が「目的」では、やはり本質を見失いかねないはず。

 

で、何のためにお金を集めてますか?