その人から聞くべきこと

何かを学ぶため、先人の知恵を借りる時がある。その人が持っているスキル、知識、それを伝授してもらえるのは非常にありがたい。

 

だが時に、それだけでは不十分な場合がある。その知恵「だけ」を聞いただけでは、実は大事なことが聞けていない場合がある。それはなにか?

わたしはそれは、「その人がどうやってその知恵を会得したのか?」ということを聞き出すべきだと思うのだ。

 

 

通り一遍の事は聞いていたとしても、その意味が分からなくなる場合がある。がそんな時、その人が学んできた方法、道がわかっていれば、それに沿って今一度なぞり直してみることでその意味が見えてきたりすることがある。それは、もしうまく伝えられていれば言語化されて伝えられたのかもしれないこと。しかし、そうそううまく「すべての情報」を、言葉にして伝えきることができない。そんな時にこそ、「学び方」が聞いておくべき価値の重要性を発揮する。

 

そこに至る道のりがどんなであったのか。そしてその過程で何が起こったのか。それと同じ道程を通してはじめて、見えてくるもの。こんなものを細大余さず言語化することの方がむつかしいでしょ。