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多段式

昔はというと、スペースシャトルの打ち上げなど、宇宙へ出るためのロケットなどの情報が珍しかったこともあり中継されていたりもしたけれど、昨今はある意味、宇宙へ出るのも特別ではない事となっているのだろうか。あまりそうした情報を目にすることがない。すでに日常なのかな。

 

ロケットで地球から宇宙へ出るには、多段式のロケットで打ち上げられるというのが当時のパターン。それはなぜかというと、地球という重力圏から出るために、最初に大きな出力であるということと、その後の周回軌道や、目標に向けた軌道に乗るための微調整は、そうした大きなエンジンではやりにくいといった、適材適所におけるエンジンの使い方が検討された結果、そうなっていたんだろう。その時々の環境に応じたサイズのエンジンの使い方。

 

たぶん、人生もそうだろう。がむしゃらに新人時代からずっと同じ働き方で、定年まで働き切る人はいない。最初は力わざかもしれないが、その後に力を入れるところ、抜くところを学び、テクニックを学び、その年齢、経験に応じた働き方に変わっていく人が多い。ある意味自然な事だろう。

そしてさらに昨今必要とされているであろう働き方は、周りの環境変化が激変している時代に即していくという事。たぶん、新入社員で入ったときにはなかった職種が、10年後には生まれているだろうし、逆に10年前にはみんなが当たり前に仕事として成り立っていた内容でも、今はそれは仕事としては認識されない、成り立たない雑事になっていたり、場合によっては機械に置き換わっているのかもしれないという事(たとえば古くは、改札口で切符を切っていた人、回収していた人…とかね)。

 

緩やかに変わるのも一つだけれど、人間側でも意識して積極的に変えてみても悪くないんじゃないかな。たとえばざっくりと、20年一区切りとかで。

大まかに、20歳、40歳、60歳を一区切りとして、そこから自分の人生をいかにシフトチェンジするかを考えておくこと。別に20歳でなくてもいいかもしれない。大学卒業の23歳、会社で中堅どころの45歳、定年退職後の65歳でも何でも構わない。こうして例えば3つくらいのターゲットを置くことで、そこまでをどう過ごすか、それ以後をどう過ごすか、どうやってその先の人生を送るのかを事前に描く、準備することができるだけで、物事のとらえ方が変わってくるし、「準備」ができる。

 

そう、「準備ができる」というのはとても大きなこと。これなしに明日から何かに取り組め、と言われても、「明日から」はムリ。だが、準備期間があればたいていは何とかなるものだ。

準備をできるようにするためには、準備を意識した設計、計画をする事。そのための一つの考え方としての、多段式ロケットのような、どこかで一区切りをつける考え方。

 

「もう遅い」と言ってしまえばすべては終わる。準備期間が短い人であったとしても、「今からその短い間」でも準備が整えば、それはそれで対処の仕方はあるもの。あきらめるとそこで終わるよ。

そして準備するには、どんなことになるのかな?と想像したり、考えておく必要が。その程度であっても考えること、意識できてるかどうか。