名前がつくという事

すべてに名前がついている…と思いがちだけれど、名前がついていない事はいくらでもある。逆に名前がついているにもかかわらず、その名前が浸透していないという事もたくさんある。

 

その「名前」が世の中に浸透し始めると、みながその「名前」でそれを認識しだす。まさに「ラベル」とか「レッテル」が貼られた状態。しかしそれをもって皆が、そのモノや行動を認識し始める。

 

最近においては「インスタ映え」だろう。誰もかれも…と言うわけではなさそうだけれど、ちょっと構図を決めたり、ライティングを気にして写真を撮ることを称してこう呼ばれることが多い。

これ、たぶん実際には上記の通り「構図を気にして、ライティングを気にして、写真を撮る事」以上の何物でもないだろう。

そしてそれは、昔々の銀塩時代から言われていた、良い写真を撮るにはどうすればいいのか?の答えと一致しないだろうか?

 

そう、たまたまデジタルカメラがこれだけ普及し、誰もが日々写真を簡単に取れるようになり、そしてそれにより、皆が、ちょっとでも見栄えの良い写真を、かっこいい写真を撮りたいと思った。その行動に名前がついた。それだけの事。

名前が付けば、みんなが同じ行動ができている事を捉えることもできる。名前が付いていなければ、捉え方もバラバラになる。だから、「適切な名前をつける事」すなわち、ネーミングって大切だよね、ってことになるんだよね。