あなたのお手本

美術の時間や技術・家庭の時間、お手本をしっかり見て、まねして書きなさい、まねして作りなさい…と言われていても、なかなかそれができなくて。

さらに、良いお手本と悪いお手本があった時、なーに、仕組みさえわかれば良いも悪いも差はないだろう。…と思いきや、やっぱりいい手本をまねて作ったり書いたりしたものは、悪いのを手本にするよりもずっと良いものができたりする。

 

そう、良いお手本を持っていますか?単なる技術や成果のお手本のみならず、人生のお手本となる先輩とか。

ビジネスではそういうのを、ロールモデルと呼んだりしている。が、このネーミングで分かる通り、「ロール(役割)」のみならず、生き方、考え方、所作、振る舞い等々、すべてにおいて何らかのお手本になる人がいるだけで、実は人生とまで言わずとも、日々の生活が変わっていくんじゃないだろうか?

 

たぶんその手本の一つが「ライバル」。「好敵手」というのは、競争相手でもあり、乗り越えたい「お手本」に他ならない。こんなことをしていては「あいつ」に負けてしまう…というお手本。常に最新にアップデートされ続けるお手本。

別に敵である必要はない。友達でも、先輩でも、先生でも誰でもいい。さらにいえば、その人を丸々真似る必要すらなく、良いところだけをつまみ食いしても何の問題もないはずだ。

 

逆に言えば、明確なそういう指標、目標、「あの人のあの行い」がイメージできていないことこそが、なんとなく楽な方に流されてしまう要因になっていないだろうか?

 

良いお手本、良い先輩、良い先生。いや、今の自分の周りに居ないのなら、それを探しに行ったっていいはずだ。本当に居ない?かどうかは別問題だけどね。