結果のその先に

何かを求めて行動した時。いや、むつかしい話をしているわけではなく、「おなか減った。どこかで食事にしようか」程度で構わない。ここでどこかお店を予約していればそれもありだけれど、何か見つけたお店に入る場合だってあるわけで。

そうして見つけたお店に入り、ことのほかいいお店だったりした時。逆にサービスもいまいちで味も値段もそこそこで…という事もある。どちらにせよ結果的にどんな行動、言葉を発しているか?よく聞く一言は、前者の場合「もう一度訪れたいね」だったり。後者の場合は「たぶん二度目はないね」だったり。

 

実はこの行為自体が非常に重要なことで、「あのお店は大変良かった、また使いたい。」もしくは「あのお店はいまいちだった。たぶん次はない。」という記録/記憶に残しているという事。人によっては手帳やメモに付けていたり。最近はそんなアプリもあるし。こうした情報がもしもなければ、万が一、次にそこに来た時に、もしかすると良いそのお店を逃して別のいまいちのお店に入ってしまったり、逆にその外れのお店にもう一度入ってしまったりすることになる。

 

これ、当たり前のようでいて、日々の自分の行動でそこまで情報が記録できているかどうか。一般的にこれを教訓と呼んだりするわけで、きちんと記録/記憶することで、いい行動はもう一度とるように、悪い行動は二度と同じことをしないようにするという事。

これを、単純に「記憶」でとどめておいてもよいのだが、人間は忘れるもの。さらに言えば、記憶でとどめている限り「誰か記憶している人」しか使えない情報だけれど、「記録」にしてほかの人がアクセスすることができれば、それは有益な情報となり流布することに。

 

人間は、言葉をつかって、そうした社会性をもって発展してきた生物。だから意識してこうした行動ができる人は、失敗を重ねずどんなに小さくとも進化していくことになる。

まずは記憶すること、そして記憶が薄れたとしても記録していること。良い行動は再度こころがけ、悪い行動には二度と陥らないようにするという事。今はネットを通じた様々なサービスが充実している。これをもとにいいお店を、いいサービスを評価する、記録するという事ができる時代になっているという事。ほら、あなたも使ったことがあるんじゃないですか?お店の評価を見に行くでしょ?

人生は一発勝負「では無い」という事。だからこそ、同じ失敗をしないようにする事こそが、成功への一つの道。