失敗してもいいよ
優しい先輩はこう言ってくれるかもしれない。それに安心して、あなたも仕事にまい進し、結果、小さな/大きな失敗をするかもしれない。
もちろん、それでいい。
ただし、である。
次にはその「同じ失敗をするな!」ということだということを認識しておかないといけない。
「失敗してもいい」というのは、丁寧に言えば、「一度は失敗することはあるが、それが二度と続かないようにせよ」ということ。「同じ失敗を繰り返してはいけない」ということだ。
仕事に慣れてくるということは、基本そういうこと。手順が分かること、気を付けるべきポイントが定まることで、的確に作業を進めながら、かつスピードも上がる。
慣れていない時には何がポイントかわからない。だから必死ですべてをチェックする。が、それだけでヘトヘトに。それだけやってもやっぱり失敗することもある。
しかし、最初は10疲れたとしても、2度目には9に、3度目には7に…と、疲れも減ってくる。まさに慣れてくる。そうして仕事を効率的に行い、そしてそのできた余裕で品質を上げたり、他の事ができる…ようになってもらいたいと経営者は考えている。
だからこそ、「最初の失敗」は仕方がない。しかし、「二度目の失敗」は痛いのですよ。
力いれて言うほどの事でもないんだが、こうしてでも言わないと、分かってもらえない人もいるんですよ。