忙しさにかまけていたこと
本当に久々にお会いした友人がいた。
日々顔を合わせていた時には、同じようなレベルで、他愛のない日常を送っていたのだけれど、いつしか連絡は途絶えていた。
それがとある機会で再開することになる。でも、そのお会いしていなかった間に生じたであろう差異は、実に大きく。
再会して気づいたことは、この間に、埋めがたい違いが生まれてしまっていると言うこと。容姿はもちろん、考え方、振る舞い、雰囲気すらもかなり当時の印象からかけ離れていたりする。生まれながらの遺伝形質もあるだろうけれど、後天的環境要因による影響でも避けがたいものがある。
社会状況、経済状況も激変したこの何年か。そんな中で生き延びてきている事だけでも、それはそれですごいことなのだけれど、人に依ってはその間にさまざまなドラマを経験した方もいるだろう。それを経た上での「今」それを超えてきた結果としての「今」。
たぶん、私が感じたのと大した差異なく、相手から見た「私」もそのように見えているのだろう。事実、この間において様々な経験を積み、いろいろと潜り抜け、超えてきたものがある現在。
そして思う。あぁ、やはり人のつながりと言うのは大切なものだと。忙しさにかまけて、誰かに連絡を取ることを怠ったり、つい連絡を取りづらくなったりしている自分を後悔する。もう少し前に機会が持てなかったのか。
昨今は、電子メールやLINEをはじめ、さまざまな手法で人との交流が活発な時代。であるがゆえに、どれにも達者な人は少なく、ついつい自分の使い慣れたツール、手法を使いたがる。一昔前なら、電話と手紙くらいしかなかったのに。
久しぶりに、また別の仲間にも会いたくなった。
残暑も過ぎ、食べ物がおいしい季節になる。ちょっと食事会でも計画したい。