コミュニケーションの戦略
これだけ個人発信のコミュニケーション手段が増え、コストがほとんどかからない(かかっていないように“見える”)と、さまざまな情報発信が可能になる。
たとえば、ラジオやテレビ。
番組に対しての意見やコメントを個人から伝える手法は、昔ながらのFAX、メールのみならず、Twitterなどなども普通に使われ手来ている。番組のよっては番組のホームページなどを持っていたりして、そこからもコメントを受け付けたりする。
こうして伝わる先は「番組」だ。このコメント内容が番組に反映され、コメントの数や内容が番組の存続に影響を与える。場合によっては、それがその番組のパーソナリティーにも伝えられることもあるかもしれないが、すべてではないかもしれない。
それに対して、昨今可能になりつつあるのは、その番組の出演者、パーソナリティーに、ダイレクトにコメントを伝えることが可能になりつつあること。メールアドレスが分からなくても、Twitterや、SNSを通じて、「番組のコメント」や「当人コメント」に対して、ダイレクトに「彼/彼女」に意見が届く。
もちろん、良いコメントばかりではなく、ネガティブなコメントもあるだろう。だから場合によっては、当人というよりも、事務所を通して当人に届いている事の方が多いのかもしれないが。
ただ、当人にのみ伝えたい内容が届いたとしても、それが良い内容であったとしても、それは番組に反映される…とは限らない。それは「その人」の評判であり、「番組」の評判ではないからだ。
そのコミュニケーションは、何に影響を与えているのか、どこに影響を与えているのか?そのパーソナリティーにその番組を続けてほしいなら、「どこに向けて」コメントするのが効果的なのか?
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