価格上昇、景気上昇?

日ごろ利用している飲料の1リットルパック。いつもと同じようにお店で選び、同じような値段で購入して、同じように自宅で利用していた。

…と、ふと、ある表示に気が付いた。

「900ml」

えっ?あれ?いつからこの容量に?

と気づいて周りを見回してみると、結構同一価格帯で据え置くために、「減量」されている商品を多く見つけることが可能だ。

 

上記、飲料、牛乳などが有名だし、ヨーグルトのパックも、昔は「500mlパック、粉砂糖付き」がほとんどだったのが、今では「450mlや400mlパック」、そしてどちらも「粉砂糖なし」になっているものばかり。

 

 モノの価格を上げるにはいくつかやり方があり、「a) 同じ値段で価格を上げる」というわかりやすいやり方、「b) 同じ価格で内容を減らす」という上記に書いているようなやり方、そしてもう一つは、実質なかなか選択されないことがほとんどだが、「c) 同じ値段で品質を落とす」というやりかた。

実際にはa)、もしくはb)の場合がほとんどで、さらに言えば給料の額面が上がりにくい現状においては、a)を選択すると、それこそ顧客が目に見えて離れて行ったり、場合によっては1円の値上がりにより「手にできない人が出てくること」を鑑みて選択できず、やむを得ずb)を選ぶ企業が多く出ることに。

ただし、b)を選択するということは、実質上、消費者サイドに「少ない内容で我慢しましょう」というメッセージを投げかけていることになり、「自分たちは実質的値上げをしている」にもかかわらず、「庶民の皆さんは、今までの賃金でも、ほらっ、購入できますよ」という戦術になっている。というところがなんとも。

 

いや、そういう視点で普通は見ないんでしょうけど。

給料、上がるのかね?