100m先の世界

毎日毎日、朝同じ時間に起き、同じ道を通って、同じ列車に乗って、同じ会社に通い、仕事をし終えて、また同じ道を帰ってくる。特にオフィスワークをしている人の多くは、ほとんどこうした通勤ルーチンをたどっていることだろう。

 

そんないつも歩き慣れている街でも、いつもの道路から、少しだけ離れてみたところへと足を伸ばす。時間にして、2分だけ先に行ってみてみる、そんな感じ。それだけで、先の先の路地を曲がった先に、素晴らしい公園が広がっていたり、素敵なお店があったりすること、ありませんか?

今は見えていない、高々100m先に、素敵な世界や、素敵な未来が広がっている可能性ってありますよね。

 

電車でも同じで。いつもは通り過ぎる駅だけど、ちょっと今日はここで降りてみる。もちろん、いつも降りる駅の一つ向こうでも構わない。要するに「いつもは通過する/いった事のない駅」で降りてみる。と、もちろん知らない街がそこに広がっていて、知らない人々がそこで歩いている。それこそが刺激であり、それこそが新たな視点や発見にも。

とは言え、昨今は、駅の作りも、街の作りも、どこも似通っていたりして、特色がなかったり。それは安心感ともいえるし、刺激がない、特色がないともいえる。

「安心」を求めるなら、そんな冒険はする必要がない。でも「軽い刺激」が欲しいのならそんなやり方もある。これ、結局、「小旅行」でしょ?知らない街へ出かける、知らない国へ出かける。
でもそれって、100m先だって、同じことじゃないですかね?