よゆうとゆうよ

勤めているの時には、あっちの保険に毎月○円、こっちの積み立てに○円、銀行口座もA銀行口座に○円、B銀行に○円とか。最近ならオンライン銀行や、証券会社にも口座を構えている人も。

それもさまざまな形で積み立てしていたりして、個人年金とか、終身保険とか、定期預金とか、外貨積立とか、投資信託とかとか、もうどれがいつどのようにしてお金がたまっているのか、なかなか全貌をつかめていなかった。(まぁ、この時点で自分の管理がずさんなのがいけないだけなんだけどさ)

 

一方、借金の方は忘れるほどしていてはまずい。大きくは住宅ローン、自動車ローンあたりだろう(そのほかにも大きな買い物をする方もいらっしゃるかもしれないが)。

 

さて、では自分がこれから死ぬまでに、いったいあといくら稼ぐ必要があるのか、いつの時点でいくら蓄えていなければならないのか、毎月の支出はいくらぐらいにしないといけないのか、今後イベント(結婚、住宅購入、車購入、出産などなど)はどのくらいあるのか…、といったおおまかな計算は何回か試したことがあった。けれど、そもそも自分の資産をあいまいに管理していたところがあったので、さて、本当にそれで足りているのか、足りていないのかが、常にあいまいで不安だった。

 

 

と、このBlogの最初 http://goo.gl/nEXuo に書いたけれど、私は会社を早期退職した。このことにより、今の時点での積立金や退職金などが、ある意味「確定」された。また、会社引き落としで積み立てていたものなど、「会社に依存」していた積み立て分等々も(会社を離れるわけだから)いっきに清算されて確定された。

まさに、「今自分が持っている資産」が、通帳上の金額として、一気に確定し始めた。これはまたとない絶好のチャンス。まさに「ライフプラン」の確度を上げてシミュレーションできる絶好のチャンスがやってきた。

 

銀行や保険屋なら、いろんな形で同じようなサービスをしてくれるところがたくさんあるだろう。こちらは時間だけはぜいたくに使える身(w)、ゆっくりと相談する機会を得た。

 

 

 

もちろん、「早期退職」をしたわけだから、まだまだ十分に働く気でいる。が、それはあくまで「私」の都合。私を雇いたいと思う雇先がどのくらいあるかはわからないし、また、雇ってみたいといったところで、以前と同じ給与がもらえるとは限らない。

 

では、いったいいくらなら今まで通りの生活ができそうなのか?

最低、いくらを稼がなければ、将来危なくなりそうなのか?

いつまで働かないといけないのか?

 

まさに知りたいところはそこだった。

たとえば、再就職に際して、年収500万以下で契約すると、今後の賃金上昇から予想しても、定年まで働いたとしても、70歳には赤字に陥るというのでは、どうしても500万以上での契約を死守する必要がある、か、生活レベルを落とさなければならない。

だが今、年収400万で契約して定年まで働いたとしても、80まで安泰だとシミュレーションで出てくるのなら、年収はそこそこでも「自分のやりたい仕事」を選択できる余裕ができる。

ある意味、自分がどこまで攻めることができるのか、仕事の質と、賃金とのバランスを、どこまでどちらに重点を置けるのか、これを知っていることは、契約に向けての戦略的価値は高い。仕事内容はいやでも高い仕事に就かなければならないのか、いや、仕事内容を選別できる幅が広がるのか。

 

 

…とまぁ、私のような年齢で、今ごろになってやっとそんなシミュレーションをやっているような人は少ないかもしれない。が、もしもまだやったことがないのなら、一度保険屋、銀行屋に相談してみることをお勧めしたい。

 

ただ、手練れた営業は、「…となりますから、ほら!お客様の場合、余裕資産がこんなに!これは遊ばせておくにはもったいない!!ぜひうちの投資信託に…」なんていうセールストークに誘導するかもしれない。が、そこはサラリと受け流して、まずは自分の状況を知り、今後の戦略を裏付けするおおきな後ろ盾情報を得たい。

 

 

アベノミクスで、「投資!投資!」とあおられるのもいいけれど、実はそうした危険に踏み入れなくても、もう少し、堅実な方向に舵を切っても大丈夫な人。私の知人に多そうな気がするんだ。

貯金が何十億円も必要だとおもっていないでしょ?でも数百万じゃちょっと心細かったりするじゃないですか。そこをもうちょっと明らかにする。目標が決まれば、無理に力を入れる必要がないし、スタンスも安定する。なにより、リスクにふらなきゃいけない割合がクリアーになることで、リスクテイクを最小にできる。