仲間
会社を退職して、昔ならば社会と切れてしまい、孤独と戦いながら再就職先を探さなければならなかったであろう昔の状況?とはかなり違い、現在ではfacebookやmixi、Twitterなどで、親しい人たちとも当時のようにつながり続けることができる現在の状況は、かなり恵まれているといえる。ちょっとしたつぶやきや一言にも、まるで隣にいるかのように意見をもらうことができたり、励ましや突っ込みなどが入る。
…と思っていたのだけれど、やはり、お会いしてお話しができるという環境は、オンラインでつながっているのとは違う醍醐味がある。
知人に、焼き菓子屋を起業した女性がいらっしゃる。実はこの方とは、面と向かっては今まで1度しかお話したことがなかった。が、以前から、SNSでのつながりもあり、いまでもfacebookなどでつながっていた。
facebookの投稿をみても、とても順調にお店を展開していらっしゃる雰囲気があふれていて、今一度お会いしたいなと思っていた。だけれど、私の行動範囲とは少し違う場所にお店を構えていらっしゃることもあり、なかなか足が向かなかった。
それを昨日、思い立って久しぶりにお店へとお邪魔をした。
こちらの近況をはじめ、お店の話をはじめとして、かつて在籍していた共通のグループ会社の話など、ほんとうにいろいろなおはなしを30-40分あまりもおしゃべりをさせていただいた。その間にもチラチラとお客さんが音連れ、順調にお店が回っている状況。
語る笑顔、声のトーン、身振りやしぐさ、間、タイミング、facebook上では決して伝わらない細かな機微が見てとれる。当時ではお話しされなかったかもしれない細かい状況も、いくつかお話ししていただいたりした。
笑顔を拝見しているだけで、今の仕事が順調なのか苦労しているのか、向いているのかいないのか、言葉にして語るまでもない。
お仕事中長々とお邪魔してしまい、失礼いたしました。
ご自慢のいくつかのお菓子を購入させていただき、次の場所へと向かった。
次の場所も、これも以前の会社関係の知人の集まり。いつもはフルメンバー集まるのだけれど、今回は残念ながら、お一人が仕事が忙しいということで欠席。残念。
会社関係の方で、退社してもまた飲みましょうなどと声をかけてくれる人はいるのだけれど、実際に本当に声をかけてくれたり、実際の飲み会、食事会に至るのは、やはりそのうちの何割かに過ぎない。今回はその稀有な1回。
たかがここ6、7年で知り合った方々であるのに、各々が歩んでいる世界はさまざまに展開。
皆とても頭のいい方ばかりで、打てば響くとはこのことで、会話も弾むし、適切なアドバイスがポンポン飛ぶ。さらにおいしい手料理まで出していただける。
「あの会話」は、オンラインではまだまだ難しい。会って初めてできる内容だし、会わなければ聞けない話でもある。
やはりオンラインだけではなく、たまにはこういう話を直接できる機会を自分から作るようにしなければいけないね。
みなさんどうもありがとうございました。
またぜひ機会があれば、お会いして、話を聞かせてください。