新しい音楽

学生、生徒が夏休みに入った。まだ暑い日は続きそう…とか書いていたら結構涼しかったり。ま、暑さにかかわらず、この期間を使っていつもはできないことに挑戦できるといいよね。

 

夏の風物詩の一つとして、花火や盆踊りがあったりする。いつもは着ないゆかたなどを着て、友達と連れ立って行くその雰囲気が楽しい。

 

盆踊りの会場に近づくと、いかにも、といった音楽が聞こえてくる。日本古来のリズムにのっとった伝統音楽。「月がー出たでーたー♪」と奏でる“炭坑節”なんてのは、ほんとうにどこでもきく音頭。今じゃたぶん大半の子供たちばかりではなく、大人たちの多くも炭坑なんて見たことないだろうに。

 

で、それだけじゃつまらないだろうと“おとな”サイドが子供たちに気を使って、子供たちに受けると勝手に想像する子供向けの音楽をかける…わけだが、これがさぁ、「アラレちゃん音頭」だったり「オバQ音頭」だったりするのは、やっぱお金がないからなのかね。それとも、他の音源がたまたま見つからなかったからなんだろうか。

今の子供、アラレちゃんもオバQも絶対知らないでしょ?見たことないでしょ?結局“炭坑節”と曲調、歌い手、歌詞が違うのを感じるだけで、あんまり変わんないんじゃないのかな?“自分たちが子供のころの音楽”が、“子供のための音楽”とは限らないし。

 

 

…と思って他に子供向けの音頭はないのか?と検索してみると、「ポケモン音頭」「アンパンマン音頭」なんてのがみつかった。Youtubeでは上がっているみたいだけど、実際にかかっている現場は見たことないなぁ。ポケモン音頭はそれほどでもないけど、アンパンマン音頭って、ちょっと早いみたいだし。昔の盆踊りというよりも、今のダンスに近い感覚。

 

ま、こうして世代が交代していくんだろうな。ゆるやかに

もっと商業主義とか、儲けにがつがつしていたりするなら、“あまちゃん音頭”なんてつくっていたら…

適切なターゲットに、適切な裏付けデータ、適切な対応を。