スマホを使いこなす人

いわゆるガラケーと言われるような、スライド式だとか二つ折りのケータイから、スマートホンと呼ばれる電話にシフトする波が、ここ数年。一部新聞などでは、スマートホンが使いこなせないとか、アプリってどうやって手に入れるの?なんて特集をやっていたりするけれど、街中ではみんなたいてい、左手にスマートホンをもって、右手で画面を撫でながら歩いてる。

#危ない。

 

高校生や大学生くらいが、電車の中でケータイをいじっているという姿は以前から普通にあったけれど、スマートホンの普及によって、いわゆる主婦層をはじめとする、世間的にはITにはあまり強くない印象を持たれている世代にも、スマートホンが普及しはじめているのが見て取れる。

携帯電話でメールなんてマニアっぽい、とか、電話でゲームするなんて…と毛嫌いしていたような層が、必死でLINEしてたり、ゲームをしていたり。

 

 

先日も電車の中で、恐ろしく速い速度で、画面を盾に横にと撫でて入力(フリック入力)している主婦を見た。失礼ながら、買い物袋や服装から見て、どう見ても専業主婦。

いわゆるQWERTYタイプのソフトキーボードからローマ字入力したり、もしくはケータイと同じソフトキーボードの文字入力では、たとえば「か」のキーを3回タップして「く」一文字を入れたりするのだけれど、フリック入力はそれより早く文字入力ができるやりかたとして開発されたもの。すげーなぁ。世間もここまで来たかと感心して遠目で見ていた。

 

私の最寄駅が近付いてきたので、立ち去り際にもう一度その主婦のスマートホンを一瞥した。

 

なんのことはない、某パズル+RPGゲームのパズル部分を、思考することなく、やたらめったら撫でて、こなそうとしているだけだった。

日本、大丈夫かなぁ。