ショールーミング
若干先日の内容とかぶるけれど。
もう、大きなものを、店頭で買って持って帰る、なんてのが、かなり面倒になっている自分がいる。
本なら4冊以上、家電なら大箱3つ以上、洋服なんかでも、コートやセーターみたいなのになると、あぁ、もうネットで買うのでいいかも…と思ってしまう。
いや、店舗がないのは困るのだ。本などはまだしも。衣服など、風合いや色など、実際に見て確認したいということはまだまだある。
そんなのはネットで注文してみて、気に入らなければ返せばいい、というのもひとつだ。確かにそうかもしれない。だがまだ自分の中ではそこまで割り切れていないところがある。ま、これも時代の流れかもしれないけれど。
そういう意味で、私は店舗に出かける。そして「見る」し「触る」。時には音を聞いたり、操作性を見たりもするだろう。
そして、家に帰ってきてネットで注文する。
ショールーミングは、ネットで最安値を狙うという意味合いが大きく取り上げられることがあるけれど、特に私の場合には、単純に、そんな大荷物を持って帰りたくないことがおおきい。
今や、スマートホンからネットにアクセスして、どこからでもネットで買い物ができる。それが家の中であろうが、店先であろうが関係ない。
実在店舗の売り上げとネット店舗の売り上げが、別勘定になっているかどうか、などは、ユーザーには関係のない事だ。同じ系列の会社から買うのであれば、ネットから買うのが大きな荷物を持ち帰らずとも済むならば、私の場合はそちらを選ぶ。ショールーミングで他の店に売り上げが逃げるなどと恐れる前に、自社の店舗(それは実在店舗もネット店舗も含む)にいかに囲い込めるかをちゃんと考え、それらを包括した戦略を立てられる企業が進歩していくような気がしている。
グループ社内、いや、ブランドとして同じバッジを掲げている会社内において、実在店舗とネット店舗が協力していないこと自体、すでに時代遅れだろう。