概念
それを常に考えている人は、時に一人で高みに上ってしまう。
周りの人が誰も追いつけない高みに上ってしまう。
ふと気が付いてみると、誰も周りに居なくて、ひとり突出していることに。
そこまでの道のりを簡便に説明できれば、周りのレベルを一気に引き上げることができる、それをテクノロジーで行うか、サービスで行うか、それは人によるのだろうけれど。
みんなが普通に思っている考え方、概念、それはたいていの場合、見た目から入っていることが多いのだけれど、手にしたり、体験したりしてはじめて、一気にその部分の理解や体験が深まることもある。
そして「人」たるもの、その感動や体験に大きな価値を感じることができるはず。
ただし、それはその組織、コミュニティの成熟度によって、期待する者が変わってくる。それこそマズローの段階欲求説に沿うように。
生きるのがやっとな状況で、高尚なことを言われてみたって、ありがたみなどわかないだろう。だが、衣食住がそれなりに満たされている場所であれば、それこそ、社会的欲求、社会に交わりたいと言った形で、ソーシャルな取り組みがもてはやされたりもする。
今自分が、社会がどの段階にいるのか?自分がターゲットとするところはどこの階層なのか?見た目ではなく、概念でとらえることができる、そんな人。簡単に言えば、考えている人。考える人が増えなければ、それこそ一部の「ずるがしこく考えている人」に翻弄され、惑わされることになる。
自分をつかむために、自分の位置を知るために、考え続けること、考えること。
意味を問い続けること。