口語、文語

英語が苦手な人、少なくない。

特に日本においては、先にカタカナで広まってしまった単語の音や意味に翻弄される事はしょっちゅう。
 
 
ところで、最近こういったつぶやきを見た。
 「明日はたのしいパーリィーだ!」
以前?なら、きっと「パーティー」と書いていたところだろう。
 
これに限らないが、これらの特徴は、聞いた「音」をそのまま文字にしている感がある。と思っていろいろ思い起こしてみると、漫画でも、かなり前から似たようなケースで、こう書かれていないだろうか?
 「…というかさぁ、そんな事を言っても…」
といった意味としての書き言葉ではなく、
 「…つーかさぁ…」といった具合に。
 
他にも、
 「まったくもぉ…」
というのが、
 「ったくもぉ…」
なんていうのも同じ気がする。
 
 
その昔、日本に入ってきた外来語、これはアルファベットが読めなければ、それを発音している外国人の「音」で理解するしかなかったはずだ。
であるが故の結果としての「アイロン」であり、「セビロ」な訳だっただろう。
カタカナで、誰も「クナイフ」とは書かずに「ナイフ」と書くのは、読み言葉からきたのではなく、音を表記したから、のはず。
 
英単語をカタカナ表記して苦しむ大きな要因に、「音」で形作られた、より口語に近いカタカナ用語ではなく、「アルファベットを日本人が読んだ」読みとしてのカタカナ表記の影響が大きいのではないかと。
 
だから
 「エクスキューズミー」
も、
 「クスキューズミー」、
か、せめて
 「ェクスキューズミー」
と書き換えれば、もう少し言いやすくなる気がするんだけど、素人考えですかね?

音と文字、これが分断しているから、分けて考えなければ、別々に学ばなければならない。そして、音ではなく文字ばかりが評価されて来れば、話せるようにはならないよ。