前へ倣へ!

すでに卒業してかなりの年月が経つけれど、日本の小学校、中学校で、朝礼や体育などで整列する際に唱えられるのが「前へ倣え!」

 

これ、大本は軍隊から来てますよね?そして、前の人と同じ形で、同じ間隔で、まさに「整列」するための手法。

もちろん、大人数を限られた場所に詰め込むには、効率的な作業だけれど、そもそも、「何に対して効率的」な必要があるのだろう?個々人が動くため?というよりも、たぶん生徒や学生を動かす側である先生側の論理なのではないだろうか?

 

であるがゆえに、個人的には、高校や大学では、前に倣えなどということばはまず聞いたことがない。会社に入って以降ももちろん。
特に、社会人になってから求められるのは「誰かに倣う」事ではなく、「違う事をせよ」「違い/あなたの他の人とは違う価値とはなんだ?」を問われるわけで。

 

これを、学校を卒業したところからパツンと切り替えろ…とか無理ではないだろうか?なら社会に入ってからも「倣い」ますか?それとも学生のころから「違い」を意識させますか?ダブルスタンダードが個々人にかける負担、混乱が結構多く無いですかね。