グラフの魔法

発表資料に、各項目の積算グラフしか出てこなくなると、やばいかもしれない。

それも、経年での積算値しかでてこなくなるなら、やばさはかなりのものだろう。

 

年ごとの売り上げ量が示されていれば、年ごとの傾向が見えてくる。よって、上がっているのか、下がっているのかは一目瞭然。

だが、年ごとの売り上げが積み上げになったグラフでは、当然グラフは右肩上がり。ただし、盛り上がる速度がどんどんと急峻になっていなければやばい。

だんだんと水平になり始めているとするなら、それは、ほとんど伸びていない証拠。

 

グラフのリテラシーなんてのを学ぶ機会はどこにあるだろう?

プレゼン資料の作り方の側でも構わない。いかにうまく見せるか、裏を返せば、いかにすればだませるか。そういうテクニックややり方は、どこで習うのだろう?

 

高校?大学?ちょっと物知り顔の先輩なんかが教えてくれるんだろうか?

 

そういうことを意識して学べる場は、どこになるのだろう?

そもそも、そういう必要性に気づける人は、どのくらいいるのだろう?

ぼーっとしていても平和な時代だったら、周りに流されていても、船ごと幸せに向かえていたけれど、今の時代じゃ、気付いた者のみ、行動した者のみが助かることもある厳しい時代。

そこまでお人好しでもないけれど、冷徹に他人を見捨てても行けない。時代とのバランスは、多分常に変わり続けているんだろうけれど。