評価のポイント

会社においては、自分がいくら頑張ったから…といっても、その「頑張り」だけが評価されるわけではない。あんがい外側から見ても特に頑張っていない人でも評価されたり、ずっと頑張って学び続けていても評価されなかったり。

 

結果として、それぞれの持つ得意ポイントだろうが、不得意のポイントだろうが、それをもとにして、会社に利益や売り上げとして還元されたところ「が」主として評価されるという事。だから、苦手な部分で、自分の実力が100点満点中30点のスキルであっても、それを使って設けた利益が1000万円であれば評価されるし、逆に自分に得意な分野で、世間的実力が95点のスキルであっても、それによる利益が50万円なら、低い評価になる。

 

であればあるほど、得意分野、スキルを使える仕事をしたほうが、評価されやすいのは明らかだ。ただ難しいのは、その得意分野を生かして仕事ができる場所にはまる、という事自体が、結構難しいという事。

 

それに対処する方法は、一つは、仕事にはまりそうなスキルをいくつも持つこと。得意分野の数を増やすことだ。だからこそスキルを学び、英語を学び続ける人がいるのは当然のこと。

もう一つの方法は、はまりそうな仕事に自ら動いて「はまりに行く」ということ。これは社内の部署を転籍するのもありだし、ありていに言えば転職するのも一つだ。

 

「評価されない」というのは、正確には「今の会社」や「今の上司」に評価されていないだけの話であって、全世界から最低のラベル付けをされた訳では「無い!」という事。世界のどこかにあなたのそのスキルを必要にしている人は、まず間違いなくいる。それを探し当ててそこにおもむくか、それともその場所にはまる何かを身に着けるのか。

 

ただ、これからは明らかに働き手が足りなくなってくる。となれば、働き手側優位が目に見えて増える可能性が高まっている状況に。となると、会社側が、働き手を配置する側が、いかにうまく、パズルの正しいピースをはめるがごとく、得意なスキルの仕事にして人をはめ込むかが大切な時代になる可能性が大いにある。そう、使う側のスキル、真のマネジメント力が試される時代が近づいているような気がしている。