イメージする事

プロジェクト運営の基本として押さえるべきポイントはいくつかあるけれど、そのひとつとして、かならず事前に計画を立てる、というものが入ってくるだろう。

そうして計画を立てた上で、それにそって動き出す。多分遅れる事、うまく行かない事はたくさん出てくる。それをその都度、その度に修正し、計画に沿わせる事で、目的へ到達させることができる確率を上げていく。まぁその進捗管理をする事自体も大変なんだけれど。

 

スポーツの世界や、競争の世界において、自分の成功のイメージを持つという事が、成功確立をあげる一つの鍵だと聞くことがある。自分が成功へと至る道のり、成功した上でのイメージを、心の中に描けている事が大切なのだという。

多分これは言うなれば、自分の中に計画を持つ、それも、成功へと至る計画を持つ事に他ならないだろう。いくら想像したところで、できそうにない過程がそこに含まれていれば、イヤイヤこいつは無理っぽいでしょ、とわかる。しかしいったんそのイメージができれば、そしてそれがより具体的に見えていればいるほど、もうそれ自体は「計画」だろう。それを紙に書き出したりする必要すらない。それにそった形で行動していくだけ。

心の中にあるものだから、いつでも現実と比較するのは簡単だ。週に一度の進捗どころではなく、一瞬一瞬できていないのはどこかもすぐにわかる。そうして、すぐにフィードバックをかけて修正できれば、もうそれは9割方成功したにも等しいかもしれない。しかしすぐにフィードバックをかけるのが難しいなら、それはイメージ内容の具体性に乏しかった部分があったのかもしれない。

 

イメージする事、成功への道筋をより具体的に描ける事。

別にみんなに見えるスケジュールに書き出す必要すらない。ただ、自分の中で、チェックするポイントは、自分で知っていさえすれば。

できる人は、多分みんな持っているんだろう。その具体性に違いがある、言い換えれば計画の精度に違いがあることが、成功確率に影響していそうだけれど。