ストレス、ストレス

ストレスで体が変調をきたす、というのはよくある事。

ギリギリと詰められて、仕事のプレッシャーに押しつぶされそうになっていた職場を離れたところ、一気にストレスが解放されて、体の変調が治った、なんていうのは聞く話だ。

以前の職場の友人にお会いして、話を聞いた。
すると、どうもそこにまだ残っている他の知人たちの中で、体調がすこぶる良くないという人がいるという事実を伝え聞いた。さらにそのうちの一人は、そもそも働けないほどの頭痛にさいなまれて、すでに会社を退職してしまったと聞く。

悲しい。体調が悪いにもいろいろ理由があるはずで。もしかするとそれはストレスから来ている部分が大きな割合を占めていることもあるのかもしれないんじゃないか、と思うと、心が痛い。

別の人は別の人で、右肩に変調をきたしていたり、それが治ったら今度は、左肩が…という状況らしい。今問題になっている、あの事業部の事だと言えば、私を直接知っている人なら察しが付くかもしれない。


今を乗り越えなければ、そもそも事業として終わってしまう。しかし、身体は身体で、ストレスの雨にずぶぬれになり、もう今にも変調をおこして壊れてしまいかねない状況。

そもそも「会社」という仕組みは、誰かがうまく機能しない(風邪をひく、子供が熱を出す等々)という状況になれば、変えが効くというのが仕組みの重要な機能であり、そうしたリスク対応力を含めてこそ、会社の営みが回るという前提があると思っていた。
しかし昨今は、そうしたリスクを個人に押し付けたり、変えが効かないという事をもって、リスク対応費用を極限まで絞り、結果として会社が突然回らなくなったり、大きな穴をあけるということを許容する状況に陥っているように見える。
「会社の力は人」などと、言葉上ではそうしたスローガンを掲げていたりする会社が少なくないけれど、さて、本当に、会社が人/社員をどれだけ大切にしているかは、もっと注目を浴びるべき指標のような気がするのだけれど。

日経××あたりが、社員に聞く、あなたの会社は社員を大切にしていますかアンケート、なんてのがそろそろ出てきても、おかしくないと思うのだが。