○○が流行っている…というよりは

それは、名前が先行している事よりも、そのものの使い方、行為が先行していることの方が多いのではないだろうか?

昔からあった「それ」であれば、それは名前が先行しているともとらえられるけれど、実際は、以前からあったものであったとしても、使い方、理解の仕方が変わることによってはじめて「流行」にのったということがほとんど。

 

そう考えると、「流行しているもの」に、あらためて名前が付いていることがほとんど。今あるなにかが流行っているのではなく、今は無い使い方、行為、等々ができて、さてこれらをなんて呼ぶか?今までの物の名前で呼ぶ?今までにない何か新しいネーミングをする?ということで「名前」が付く。

楽しいこと、うれしい事にネーミングをして、あれ、ではない呼び方が流布する。
 
事ありき、モノありき。モノは特に使い方が今までにない価値が感じられてこそ。
 
だらか「モノ」を作るというのは、「物」を作ると言うこともそうだけれど、それを含めて「うれしい事」「便利な事」ができる事がポイントで。
 
ただし、一部の美術品、嗜好品においては、「持っていることに価値がある」ものもなくはない。だけど、自分のところが「持っている価値」を作る会社なのか、「便利な事に価値」を感じてもらう会社なのかは、認識しておく必要があるだろう。