長く、本質として使い続けるために
道具は、使いつづける事によって使い慣れるところがある。
使い慣れると、当然使いやすくなる。
ただ、昔のように物理的な道具であれば、見た目ですべてが理解でき、さわり心地でその本質が分かったりする。だから、考えると言うよりも感じることが重要なところがある。
それに比べて、昨今の道具は、「情報のための道具」が増えている。だから物理的な道具である以上に、抽象的概念として理解しなければ、深いレベル、便利なレベルで使えないモノが増えている。
単に「操作方法」や「コマンド」を覚えるだけでは、通り一遍の操作体系だけであり、どちらから操作するかとか、どんな操作をするかによって、その使い勝手は変わってくることがある。
別に今に始まったわけじゃない。
昔から高度な道具は、よく知らないと使えないモノはたくさん。
パンクを直せないドライバーが居たりするのと同じく、
情報系端末なども、そんな人であふれているんだろう。
よく知らないと使えない、ということはなくなったけど、よく知らないとメンテできない。自分でメンテできないと、本当のレベルでは使えないことも。
と考えると、別にパソコンやスマホに限らず、いろんなものがそうだろうな。
身の回りのすべての道具に、さらに一つ高いレベルの使い方、使われ方があると思うと、興味がわく…とか思っている人は、きっといつまでも衰えないのかなぁ。
興味、好奇心…。