主義思想

民主主義。代表国はアメリカだろう

共産主義。代表国は中国…だろうか?

 

日本も、誤解を恐れずに書けば、「表面上」は民主主義だ。が、もう長年言われているように、投票もきちんと行われている民主主義によって生み出された、緩やかな「社会主義」、と揶揄されることはままある事。

だが、こうした社会主義の場合、それを動かしていくシステム、政府や官僚組織が正しく、そしてうまく運営してこそ安定して回る仕組み。
その結果としてどうなっているのか。現状をを見てごらんなさいな。この20年、そのシステムがほころんだからこそ、上層部がうまく回せなくなったからこその日本社会、経済。貧富の格差はここ数年で急激に拡大し、人口は増加はもちろんのこと、貧困率も上昇している始末。

 

翻って中国。つい先日、天安門事件から30年なんていうメモリアルデーだった訳だけれど、あの事件以前においては、日本と中国の国力の差は明らかだった。であるために、当時は日本にあこがれて中国から流入してきた人々さえいたほどだ。

けれど2018年の現在、すでに中国のGDPは日本の2倍を稼ぎ出す。富裕層もいる中国。政治はどうあれ、経済的に成功しているものにとっては、中国の方が嬉しい状況は現存しているのではないだろうか。(もちろん、中国は中国で、貧富の格差はたぶん日本以上に激しいのだろう。彼らとて、そううれしい事ばかりではないはずなのだが。)

そして、そんな中国は、見かけの経済的には、本当に民主主義の成果を十分に謳歌しているのだけれど、政治的自由度は、まず間違いなく非常に縛りがきつい。

 

さて、こうした現実を見比べた上で、一般市民たる自分たちは何が欲しいか?だ。経済としての成功、思想、主義としての成功、国としての成功、個人としての成功。そしてそのために、為政者として誰を選ぶのか。歴史にIfはない。が、少なくともいままでの日本の結果としては、あまり正解を選べていなかった気がする気がしている。…いや、今の年金暮らし組からすると、正解だったのかもしれないのだが、それで良いのか?という話かも。