2017-01-01から1年間の記事一覧

振り子は揺れる

かならず右へ振れた振り子は、左に戻る。当たり前ではあるけれど、右なら右、左なら左へ行きっぱなしの振り子は存在しない。かならず揺れ戻しがあり、今の反対側へと帰っていく。 ただし、戻ってくる際には今までとは違う事象になっていたり、違う人々に変わ…

育てるコスト

中小企業の継承者が育っておらず、廃業に至る企業が増え始め、結果、数兆円分の企業価値が消えていく…などとメディアが報じている。 正直なところ、自業自得だと思っている。 昨今、中小に限らず、一部上場企業においてでさえ、現業において、儲けるための効…

手段は選ぶもの

先日、ちょっとした鉄道トラブルで、多くの人がチケット売り場に長い行列をつくるというシーンを目にした。災害や天災などが起きたり、首都圏では日々さまざまなトラブルの結果として、こうしたシーンに出会うことは少なくない。 結果として、それに対処する…

変えることができるのは

周りに不満がない人はいないだろう。 どうしてこうしてくれないのか、どうしてこうならないのか…。日々悶々と過ごしている、ストレスが溜まっている人も多いだろう。なかにはそれをお酒で紛らわせる人もいるだろうし、場合によっては自分より立場の低い誰か…

誰かに評価を求める前に

他人に評価を求めてばかりいると、どんどん辛くなりませんか? そういう人の状態でよくあるのが、自分で自分が納得できていなかったり、自分自身を認められなかったり。だから周りに求めたくなる。 でも考えてみてくださいな。自分で自分が認められない(た…

配分

今時、何か新しい料理に挑戦しようかと思ったとたん、たぶん多くの方は、検索サイトで、「料理名、レシピ」と探すことだろう。昔なら料理本などを持っていなければ、そもそも何を準備してどう料理するかもわからなかったところが、今は手元で1分もかからず、…

成長という敵

子供のころは、「大きくなったら…」と夢が広がった。ご飯を食べて、運動をして、勉強をしていれば、それだけで「成長」していったからだ。 成長という喜び。そう、当時は成長とは「喜び」の意味だったところがある。 だが成人も過ぎ、社会人として独り立ちし…

分からない事はありませんか?

みんなの知識をあげていくために丁寧に説明しようとすると、どうしてもこの一言を言わざるを得なくなる。 分からない事はありませんか? そもそもこんなことを言わずとも、これはどうなんですか?ここはどう考えればいいですか?と、自主的に質問してきてく…

表があるのは裏があるから

何かがあれば、「自分たちにとっては」メリットしかない事であったとしても、必ずそれによる都合の悪い影響を受ける誰か/何かが存在する。 表があるのは裏が存在するからで、メリットがあるところには、何等かのデメリットが必ず存在している。 時に、「い…

成長の結果としての

子供のころは、「おおきくなったら」という夢を抱いて、あんなこともしたい、こんなことができるようになりたいと、バラ色の未来を目指す。 ところが、早ければ大学時代あたりから、少なくとも就職して3年もすると、みんな擦れてくる。イメージしていた状況…

適応せよ、同化するな

生物が生き延びてきた背景には、変わり続ける環境変化にいかに対応/適応してきたか、が重要らしい。気温変化を筆頭に、暑さ寒さ、湿潤と乾燥、生物が生きていくために必要な状況をキープしつつ、周りに同化することなく適応する事。 同化してしまうと、その…

本当にスゴイは

ある事象で、「いや、こいつはホントにすごいなぁ!」と感心する出来事があった。 で、ちょっと考えてみたのだ、それがどのくらいすごいのか?と。 そしてたどり着いたのは。 「実はすごい!と気づいていないところにこそ、本当に気づいてしまったとたんに、…

子供の目線、大人の目線

子供の頃に気になっていた子/好きだった子は、大人になった今、同窓会の写真を見返すと、普通の子に見えたり。実はその子の隣にいる子が、大人の目線で見れば、この子はきっと大人になって可愛いよいこになっているんじゃないかなぁと思う子もいて、でも、…

意見を戦わせること

会議において、意見を言わないとか、いつも肯定しかしないなど、「それならその会議にいる必要はないではないか」という事を聞くことがある。 上記と同じ会社の同じメンバーの会議ではないかもしれないが、昨今の事情や流れを聞きかじって、それではと思い立…

役に立たない

最近は景気も良くなっているそうで、有効求人倍率も1.0を超えたとか。新入社員のみならず、既存の社員さんもリストラの憂き目にあうよりも、社内の仕事をこなすので精一杯。どちらかと言うと、やめさせられるリスクより、忙しすぎるのを何とかしてもらえない…

名前がつくという事

すべてに名前がついている…と思いがちだけれど、名前がついていない事はいくらでもある。逆に名前がついているにもかかわらず、その名前が浸透していないという事もたくさんある。 その「名前」が世の中に浸透し始めると、みながその「名前」でそれを認識し…

「それ」を武器にするという事

それは技術かもしれない。 それは若さかもしれない。 それは強さかもしれない。 それは頭のよさかもしれない。 それは喋りの旨さかもしれない。 それは足の速さかもしれない。 それは口のうまさかもしれない。 それは見た目の美しさかもしれない。 …で、「そ…

「すぐ」っていつかな

飲食店にて。注文を取ってもらおうと店員さんに目配せ。「はい、すぐにお伺いします!」と、気づいていることを示して、そそくさと雑務をこなして注文を取りに来る。その間30秒から1分。 仕事にて。この書類、超急ぎでお願いしたい。今すぐ、この後すぐに対…

何が信用されるのか

日本と言う国では、まだまだ現金を使う人が多い気がしている。首都圏県内でのコンビニ支払いであっても、まだ感覚的には半分は現金支払いだろう。 だが、海外ではそろそろ変わり始めているらしい。それも、実は日本国民的には発展途上国と思っているような、…

資本家のビジョン

働き方改革。やり方はともあれこの効果があちこちでジワジワと効き始めている感覚を感じる。 仕事柄、さまざまな会社と情報をやり取りするのだけれど、残業規制が厳しくなったとか、水金だけは絶対に18時には退社だと言い始めている会社が多い。 とは言え、…

削られているモノ

効率化と言う形で、時間を有効に使えと指示が飛ぶ 結果、疲労困憊して、遊ぶ時間すら削って、休日その他は「身体を休めて、次の闘いの準備をする」のが精いっぱい。と言う形で、結果的に「消費」を削っているのではないのか?と言うのが一つ。 もう一つは、…

「考え方」を知っていますか

〇〇ってなーんだ…といったクイズに対して、その「答え」を「考える」のは、遊びを通して訓練してきたこと。 でもより重要なのは、もっと一般的で、唯一の答えがないようなものに対して、「考えなさい」と言われた際に、何を探すのか?それをどうやって「考…

選択肢

先日ここに書いた選択肢の多さの話だが。じゃぁ選択肢の数が多ければいいのか?というと、そうでもない。 そもそも数があったとしても、選択されうるにふさわしい選択肢かどうか、品質が吟味されていることが重要事項。選択肢の頭数さえ増えていればいいんで…

それはマネジメントが悪い

できないものを「できません」という。それは当人の責任。 これをあいまいにして、なんとなく苦笑いやあいまいな言葉で済ませていると、それを受け取る方は「なんだ、否定しないのか、ならできる」と都合よく判断する事がほとんど。 だが逆に、「できません…

あなたの言葉

政治家の動きが激しくなりつつある昨今。選挙が近いと辻立ちも増えるようで、いつもの道端で、スピーカーで政治を語る者が出てくる。 昨今は、別に政治家を志望する者でなくとも、自分の意見を世間に表明することはとても簡単になった。ツイッターやBlogを開…

二択と三択

選択肢が二つある事と、三つ以上ある事には、根本的な違いが出てくる。 二者択一の場合、「こちらを選びたい」はよいのだけれど、どちらもちょっとズレていて違う場合、結果として「こちらは選びたくない」という結果の下に、残った方として選ぶ方を決める、…

できるから、できないから

1) それしかできないから、それ以外の選択肢がなく、仕方なくそうしている人…もいる。 2) それ以外にもできるけれど、でも、それが楽だったり、好きだったりするから、そうしている人…もいる。 外見で判断する、ということは、上記の二種類1)2)を、結果とし…

ケータイがスマホになって

何年か前、ケータイが普及したことにより、私の友人でこういう人が増えた。 もう腕時計は必要ない。これで腕が軽くなった、と。 でも現在、スマホが進化し、そしてAppleWatchが進化し始めて、再び「腕時計」を購入したいという人が増えているような気がする…

ブラック企業が減るために

もうすっかり定着してしまっている「ブラック企業」という言葉。これは単なる違法企業という意味だけではない。いわゆる上場企業であったとしても、「ブラック」な仕事のさせ方をしていればどこでも起きうる状況として、昨今はかなり皆さんの意識に浸透して…

キャリアプラン

サッカー選手で、すごいストライカーだの、すごいミッドフィルダーだのと成果をあげていたとしても、はい、では次期監督をお願いしますね…とはいかないようで。 それにはちゃんと監督としてのトレーニングを受け、資格を取って、その上で監督業に着くという…