超新星爆発
オリオン座の1等星、ベテルギウスの超新星爆発が話題になることがある。それが爆発することで、その中にあるさまざまな鉱物は周りに吹き飛ばされ、新しい星の核となったり、一部となって生まれ変わることにもつながる。
もちろん大爆発の影響は、既存の他の星々へ与える影響も少なくないだろう。今のオリオン座の形ではなくなる、というのをはじめとして、物理的にも余波が与える影響は小さくないと考えられる。
経済界においても、似たようなことは起きる可能性があるのではないだろうか?それまで大きな実力を保っていた企業が、技術革新やビジネスモデルの転換についていけず、それまで抱えていた社員、エンジニアを放出せざるを得なくなる。完全に破綻(倒産)して爆発、消滅してしまうよりも前に、自律的に少しずつ放出することで、小さな星として再構成されて生き延びる道を選んだりもする。ただし、小さくならざるを得ないことで、やはり社員を放出する必要に迫られる。
そうして外に放り出された社員は、他の星の一部に吸収されたり、もしくは新しい星の核となって、新しい星系を形作るかもしれない。あたらしい星になることにより、最初は小さな重力しかもたずとも、やがてその周りの星を巻き込んで、どんどんと巨大化する可能性はゼロではない。
星の寿命は何十億年。会社の寿命は○十年と言われたりする。
ここ数年、超新星爆発が起きかけているのを、人為的に必死でこらえているように見えるのだけれど、結末はいかに?数年たってからでないと、あぁ、あの時がそうだったのかという判断は、なかなかつけにくいかもしれないのだけれど。