態度

最近の若者新入社員は、ちょっときつい事を言われるとすぐに辞めてしまうから、言動には注意するように…なんてことが言われる。出物腫物にでも触るかのように、新入社員をお客様扱いしようとしたりする。

方や、ブラック企業と言われるような所では、「お前たちの代わりなどいくらでもいるっ!」とビシバシと締め上げる。辞めたきゃ辞めろ。どんどん変わりを取るだけだ、と。

 

後者はもちろん、前者も決して優しい態度ではないだろう。会社に入るのもそうだし、学校に、社会に入る、何らかの集まりに属することによって、所属したいという意識が満たされる。それは、お客様として迎え入れられたいというのではなく、奴隷として使いこまれたいわけでもなく、対等に扱われたい。持ち上げられも、蔑まれもせず、対等に扱われるところに位置する態度。

 

しかし全くの平等、すべての面において何のとりえもないというのでは、単なる烏合の衆のあつまり。そこになんらかのキャラクターがあり、何らかの撮り得があるからこそ、その人がそこにいる意味がある。そのある部分を認めるからこそ、ある部分が優れていることを認めるからこそ、対等に扱われる。

 

 

優しさを求められる場合はいろいろある。たとえば恋人に求める態度の上位に入っていたりする。

でもそれ、本当の優しさなのかな。優しさじゃなくて、あなたの事を真剣に考えてくれる態度を期待してるんじゃないの?