ないということ

いまそこにはない、というのは、それは本当にないのか?

それともそこにはある、という「情報」がないだけなのか?
後者は「知らない」ともいう。すなわち、その情報を取得するすべを準備していなかったことになる。

 

全人類の誰もが知らなければ、それは「ない」に等しい。しかし、誰か一人でもその情報の取り方を知っていれば、それはあるはずだ。ただし、たった一人程度では、「そんなばかな」と無視されることもある。

「知らない」は「ない」に等しい。しかし、「あるはずだ」と思い、必死でその周辺を探すことで、その情報があることを見つけ出すこともある。
過去の経験から「あるはずだ」と言う人もいれば、直感的に「ある!」とひらめく人もいる。それに対処する人が、いい加減に対処するか、本気で対処するかで、見つかる者が変わることもある。

 

ないということ。それは存在しないと言う事である確率が高いとともに、単にその情報がないと言う事とも等しい。そして、その情報が“あるかもしれない”と疑いの目を持つことで、今まで見えなかったものが見えてくる、なかったものがあることになることもある。