多段

新しい組織やアイデアが次々と生まれる。今回はこんな面白い事、目新しい事。次はこんなアイデアがあるよ、こんなことやると面白いかも。

そいつが社会的に当たると一気に名声が手に入ったり、大きなお金が手に入ったり。うまく立ち回れる人は、そうして手に入れた機会をてこにして、さらに大きなポジションへと飛躍する人もいる。

 

でもそこで考えるべきは「その次」。さて、今の面白い事、興味深い事の「次」に何をするか、何ができるか。
世間は面白いと思えば飛びつくけれど、面白くないと思えばすぐに次のネタへと飛んでいく。そんな人々をつなぎとめるための「次」。

だからアイデアがあふれるほど出続ける人でなければ、一つで終わる。いや、一人で出し続ける必要はない。が、複数で出せるだけのチームや組織ができていないと、出し続けられないのも事実。

ロケットだって、1段ロケットで宇宙へ出るのではなく、多段ロケットで成層圏を抜けていく。一発では乗り越えられない。


当たってから用意しているようでは間に合わない、泥縄だ。多段に準備していて初めて、成功への確率が少し上がる。