スピードは力

100円ショップ。結構好きな店の一つだ。今ではいくつかのチェーン店が存在する。Aの店にもBの店にも同じ商品が下されている。というのもあれば、Aの店にしかないものも存在する。

 

そもそもの成り立ちは知らないけれど、いまや、100円ショップであったとしても商品開発力がなければ競争に打ち勝つことは難しいのかもしれない。Aの店にしか存在しない商品のほとんどは、その100円ショップのオリジナル商品。そしてこの出来がそんなに悪くないというところが恐ろしい。
プラスチック製品もあればちょっとした回路が入っているものもある。食器や布製品なども。たぶんメーカーによって得手不得手はあるのだろうけれど、それにしてもその底力には驚くばかり。

当然だが粗悪品もある。たぶん20年30年前の日本では認められなかったであろう縫製の悪さや、ずれなどが含まれた製品。だが、この20年ほどのデフレ、東南アジアで作成される製品の安い中には悪い物もあるということを知った日本人は、それをより分けて購入していく。

 

何のことはないアイデア。しかしそれを今このタイミングで出してくる。そのスピード感、企画力。そしてそこそこ以上の品質。スピードを持ってリスクを下げる。当たらなければ即刻取り下げる。
すべてとは言わないけれど、このスピードに耐えられないと生き抜いていけないんだろうな、いろんな業種が。