それは会社と言うより

あなたにとって、会社とはなんですか?

会社とは「会社」ですか?

もしかして、会社とは「上司」や「仲間」

だったりしませんか?

 

良い上司にめぐり合えると、それこそ人生が変わったりもする。叱咤激励も含め、良い助言、指南があなたを育てる。良い仲間もそうだ。時には支え、時には競う事の出来る仲間は、何物にも代えがたい。

 
だが多くの場合、その上司も、上司の上司がいい方かどうかに影響を受けている。
良い上司は、さらにその上の良い上司に育てられていたりもする。
だから、どこかで一つ歯車が狂うと、途端に、ピラミッド状に展開している組織内は不穏な空気に包まれる。
 
会社は人で成り立っている。人こそが資本。ある人は人材を「人財」と書いたりもする。これを「資源」として、たんなる仕事量としてみているようでは、そこには新たな展開は生まれそうにない。仕事量で換算できるところこそ、ロボットに置き換えるにふさわしい場所かもしれず。
 
会社が会社であるのは人が人としてシステムを運営しているからであり、すべてがロボットに変わるなら、すべてが機械に変わるなら、効率、数字で運営されるなら、地球上で最も効率の悪い、浪費している「人類」を最少にするのが一番になりかねないのでは?
 
会社は道具にすぎない。「道具」は、自分が使えなくなったら、使いやすく変えるか、交換するしかない。道具は、道具を使うものの意志に従って動くのみ。