社会的価値

自分の子供にまつわることは、どこまで責任を背負うべきなのだろうか?

もちろん、現状の20歳までの事においては、親としての監督責任を持てというのは分かる。場合によっては就職するまでの16歳、もしくは22歳程度というのもわからなくもない。

しかし、25歳を超え、30、40になっても、親は責務を負うべき立場なのだろうか?

 

いや、視点が違うな。たぶん「その親が、社会的地位や名誉を持っている際には」というのがかなりの確率で「くっついてくる」気がするのだ。

 

一般の犯罪において、30、40代の大人が犯罪を犯した際に、その親が言明追及されることはまずありえない。いやもちろん、社会的、道義的見地から、現場の被害者に対して、被疑者の親族が詫びを入れるというのは現実にあり得るだろう。しかしマスコミはそうそう押さえにはいかない。

 

だが上記の通り、その親が有名人であったり、社会的地位にある場合、お金があったり、ポジションがあることから、それを代償として差し出せ!と言わんばかりにマスコミが押し掛ける。ここぞとばかりに「弱点を突く」勢いで押しかける。マスコミとしての特性はわからないでは無いが、それが暴くべき事実なのか?


これ、もしかすると日本人の特性なのかもしれない。いくつになったとしても、親族はその関係者の責務を切り離すことは許さなさいよ、という慣習?もちろん、それが良いことに働くこともあるんだろうけれど。

現実には、そうした関係性をどこまでも引きずることで、責任をつなぎ続けることを強いられている。そして結果として弱点を引きづり続けることを、それらをつまびらかにする人は何をしたいと思っているのか?それによって起きるその後の事、派生する事を考えているのか?ジャーナリズムの力も信じたいのだけれど、そもそものジャーナリズムの本来の役割を担わずに、下世話な興味ばかりだけが展開する世界なら、よっぽどネットの方が面白いんだよね。