表示の意思

子供向け番組。昔なら毎日の夕方にもそんな時間があったけれど、今じゃニュース番組が占めているところからして、「子供の時間」じゃなくなったのかな。

 

それでも土曜の午前や日曜の朝いちばんといった時間帯は、いわゆる子供向け番組の時間帯として君臨している。

 

アニメにせよ特撮にせよ、子供向け番組の主題歌の多くは、“あがる”曲が多い。盛り上がる気分を作り出す。一緒に口ずさみ、物語の中に一緒に入り込む。子供たちはそのヒーロー、ヒロインと一緒になれる気分が盛り上がる。

 

 

ところが、最近は一部の主題歌は一緒になれない。子供たちが盛り上がることができない。なぜならその歌詞が難しすぎたり、そもそも歌詞が表示されなかったり。

意味が分からずに一緒に歌う、なんてのは以前からもあった。それが大人になってから、あぁそんな意味が込められていたのか!といったことで驚くこともあったけれど、それにしても子供たちが口にできたからこそ。口にできない、言葉にできないものは浸透しない。例えそれが簡単な言葉であったとしても、子供たちが口にできるかできないかの差は、大きかったりしないんだろうか?

 

 

簡単な言葉であったとしても、それが意味することはとても大きい。

その簡単な歌詞が、大きな意思や目的をもって作られているかいないか。意外とそれは5年後10年後に、ジワリと影響していたりすると思うんだよね。

 

その番組の歌、歌えますか?歌ってましたか?