嗜好品

あなたはコーヒーは好きですか?それとも紅茶派ですか?

ちょっとした時間、仕事に一段落してすこし休憩をしたいとき、ほっと一息つきたいときに、手元に欲しい飲み物。当然日本人ならお茶もある。

 

コーヒーに凝る人は結構いる。豆に凝る人もいれば、淹れ方に凝る人もいる。器具に凝る人もいれば、器にこだわる人もいる。インスタントなんか絶対だめだという人もいれば、インスタントでもこれならいいという銘柄もあったり。

特に日本では、缶コーヒーという形態が異常に発達している。たしか20数年前にはこんなに銘柄はなかったはずだけれど、そこに嗜好品としての領域があるとメーカーが掘り起こした結果、缶コーヒーだけでいくつもの銘柄ができている。

 

嗜好品だから、もしもそれがないからと言っても、大きな支障は出ない。そもそも日本でコーヒー豆など取れていなかったわけで、一息入れるときには日本茶と決まっていたはずだ。

 

嗜好品には楽しみ方にもバリエーションがある。砂糖をたっぷりと入れて、ミルクもたっぷりと入れたものもあれば、ブラックで香りを楽しむものもある。エスプレッソなんていう楽しみ方も広がってきている。香りを楽しむなんていうのは、それこそ栄養分とは違うレベルだ。

 

無くてもしかたがない。生きていくには必須ではない。だからこそちょっとした冒険もしたり、チャレンジもしたりする。万一の事が起きたところで無かったものとしてあきらめもつく。でも本当に良いものを見つけた時、良いものに出会った時には、至福の時間になることもある。

 

 

必須でなくとも生きていける。いや、あったほうがバラエティにも富み、いろんな彩りが出るし、それこそ豊かにしてくれる可能性もある。けれど実際は豊かさ、余裕をそぎ落として生きなければならない状況もうみつつある。

 

結婚が嗜好品になりつつあるのかもしれない。