手順を踏む

夢を持てと言われる。

夢がない、進みたい方向性を持たない人がいる。

多分本人にそんな意識はない。とにかく必死で毎日を過ごしている。それに力を注いでいるだけで精一杯。だから夢とか、進みたい方向といったことを考える事自体を忘れかけている。

 

でもどんな人でも必ず持っている。小さくても、大きくても。

それがどんな夢なのか、できるだけ具体的にイメージできていればいるほど、そこにたどり着ける可能性は増してくる。

 

夢はある。

だが、そちらに向かって歩んでいない人がいる。まずは思い出そう。何を考えていたのか、何を考えているのか?いくら夢があったとしても、その方向に向けて歩いていかない限り、いつまでたってもそこにはたどり着かない。

山に登りたいと思っていても、山に向かって進んでいかなくては、決して頂上にはたどり着けない。まずはどの山に向いていたのかを思い出し、少なくとも迷った時には、そちらに向けて足取りを取り直そう。

 

いや、そうしてそちらに進んでいるという人もいる。

だが歩みが遅すぎては、到着するのに何十年かかるのかわからない場合もある。逆に、それでは間に合わないと急ぎすぎて、疲れ果てて、途中で進むのをあきらめる人もいる。

そのためには適度に休憩がいる。あぁここまで来れたねと確認できるポイントが必要になる。お金で言うなら、まず100万円貯めようとか、仕事で言うなら○○資格を取得しようといったことかもしれない。どれに設定しようとかまわない。今すぐは無理だけれど、半年1年で手が届くそれを目指そう。

 

なにせ人生でいままでやってこなかったことだ。最後の最後まで細かくスケジュールを立てるのは無理だよ。だから全体は大まかでいい。ただし、その最初の1/3くらいは具体的なゴールを設定しよう。そうしてそこに到達したときには、その次の1/3を設定すれば十分に間に合う。あっ、ざっくりな全体内容は事前に持っておく方がいい。詳細化はあとでいい。

 

手順の踏み方さえ間違えなければ、進め方さえ正しければ、カメだって必ずゴールできる。