いっしょうけんめいの差

新入社員で仕事に配属され、小さいかもしれないけれども少しずつ仕事を渡されたりしている人も、もういるかもしれない。時に失敗して先輩から怒られたり、案外うまくできていて褒められたり。

 

そもそもそんなにわかっていなかったりすることの方が多いのだから、まずは先輩の言うとおり、言われたとおりに頑張ってやる、がむしゃらにやる、なんて姿勢で挑むところから始まる。

言われたことをきちんとやる、言われたことを一生懸命にやる。とても大切だしその姿勢がなければならないとも思う。そうそう簡単にできる事ばかりじゃない。

 

しかし同じ指示された行為でも、それが含む意味や、その行為の向こう側に求められているものが何かを理解しているかいないかで、その行為自身への姿勢や、振る舞いが変わることがある。ようするに「やること」のみに集中するのではなく、ほんの少し、「どうしてこうするのか?」を考えてやること。

 

一つの行為には意味がある。それが何を求めているかを知っていれば、その求めていることに対する品質を上げる“ちょっとした”行為を工夫することで、“劇的に”満足度を上げることも可能だったりする。そのためには、その言葉として、単純な成果として求めていることの向こう側を知る必要がある。いや、直接走ることができないかもしれないけれど、「知ろうとする」事で想像する必要がある。

そのためには考えなければならないかもしれない。単純には聞いて解決できるかもしれない。もしくは聞いてもわからなければ日々の振る舞いからヒントを得ることでそれに気づかねばならないかもしれない。いや、気づこうとすることこそがあなたの周りの振る舞いを変え、直接は分からなくとも間接的にわかる環境ができてくることもある。

単純に、言われたことを一生懸命するというのと、少し考えて一生懸命するというのとには、多分明らかな差が生まれる。考える事でちょっとした行動が変わる。