人生、よほど順風満帆に来た人であったとしても、いくつかの「壁」にはぶつかったことがあるはずだ。

頭を抱えるほどの大きな「壁」。もうそれ以上その先へは進めないと感じるほどの「壁」。

でも多くの人は、それでもその先へと人生を進めていることがほとんど。
それにはいくつかの進み方がありそうだ。

一つは「壁」を本当に乗り越えた人。
毎日ジャンプし続け、そしてやっと「飛び越せる」ようになってその向こう側へ行くことができた人。

一つは「壁」をよじ登って超えた人。
その壁にしがみつき、ジワリジワリとその壁を這い上がり、そしてその向こうへと滑り降りる。

一つは「壁」を迂回した人。
その壁は、自分の目の前にドーンと立ちはだかっているように見えて、左右に無限に広がっているとは限らない。限りなく右、もしくは左に、どこかに壁のスキマがあるかもしれない。そこから壁の向こうへとすり抜けることができるなら、なんら壁など気にすることなく向こうへ進むことができる。

一つは「壁」に体当たりし続ける人。
ずっとずっと壁にぶつかり続け、そうして「壁」をこわしてその向こうが突然にぱっと開ける。そのあとに続いてきた人にはそこにはもう「壁」などない。

いずれにせよ、その場において何らかのアクションが必要になる。それまでにはない何かの行動が求められる。
そして、その行動こそが“自らを強くしてくれている”ということは、覚えておくといいんじゃないだろうか。
そう、“壁”にぶつかった時というのは、すなわち“これから成長する時間だよ”というチャンスであり、明確なそのサイン。
そしてさらに言えば、その「壁」を超えたと言う事こそが、一つ成長したという証であり、そして本当にそういう人は大きくなっていく。

壁にぶつかる?いいんじゃない。
そいつは、今からあなたは成長できるフェーズに入りましたと教えてくれているんだから。