以前とは違う

結構久しぶりに訪れた某所。最近は、パソコンではない分野ですっかり存在感を増していて、人々の欲しいアイテムを扱っているその場所。

7、8年まえのその場所は、いわゆるオタクっぽい人、もしくは男女ともに、理系的リテラシーを持っている?であろうと見受けられる人しか出入りしていなかった。デザイナーが多かったというのも特徴かな。時には一般人っぽい人がいたとしても、それはある程度リテラシーがある友人に引率されていたり、カップルとしてのデートコースとしてのそんな場所に見えていた。

 

しかし久しぶりにそこを訪れた時にそこにいた人々は、以前とは全く違った。
たぶんリタイアされたご夫婦。また50代くらいのご婦人の友人同士とみられる方がお二人で。以前にはまず見ることができなかったそうした人たちが、スマートホンを、タブレットをおもむろにカバンから取り出して、説明を受けている。
できたできたと喜びの声が聞こえてきたり、友達同士で、ほらっそこそこなんて教えあっている。

明らかに、それまでと違うユーザーを捕まえている。それまででは捕まえきれなかった、ギークではない方がユーザーになっている。そうした「みんなのための道具」を提供し、「みんながいつもの生活で使いたいモノ」「毎日使いたいサービス」を提供する。
それ以前には、そうしたユーザーはいなかった。いまのユーザーもそんなサービスが欲しいと思っていなかった。でも気づいてしまった、気づかせてしまった。

 

@Apple Store Theater