お友達はメンバー?メンバーはお友達?

大学時代から事業を起こして、卒業前から会社を興す、なんてのも、最近では珍しくなくなった。ビジネスマインドのある学生が、中の良い周りの友人知人を集めて、

「これ、できるとおもろいよね、楽しいよね」
なんて乗り…なのかどうかは知らないけれど。

大学時代の友人というのは、ある意味気心の知れた気の置けない仲間になる可能性は高い。そうした仲間同士なら、すでに腹を割った話し合いも可能。だとするなら、あとは目的さえしっかりと据えられていれば、パフォーマンスを出すのもさほど難しくない。


反対に、会社に入ってプロジェクトを運営するというプロマネの立場になると、仲の良い友達と仕事をするというのではなく、割り当てられたメンバーをいかに配置して仕事を仕上げるか?ということになる。
ならメンバーと友達になるか?もちろん、それも一つのやり方だが、みんながみんな馬の合うやつばかりじゃない。はっきり言ってそりが合わない奴もいる。
そんな時にさえ、リーダーはきちんと「チーム」を形成していくことに力を注がなければならない。なぜなら、そうして力を結集しないことには、乗り越えられないことが少なくないのだから。


友達になる必要はない。だが、腹を割る必要はある。不満があるならどこかの段階できちんとぶつけて、腹の内を見せておかなければ、チーム運営においてもしこりが残る。