ご都合主義と、相対と絶対

物事の判断には、相対的判断と絶対的判断とがある。

あまり深く考えが至っていないけれど、多くの場合は相対的判断、何か比較対象があった上での「あれより良い、悪い」という判断が多かったりしないだろうか?

特に何かの施しを期待するとき、その絶対的価値をすべて見据えたうえで、絶対判断をしていることは少なくないか?たいてい自分の別の経験に照らし合わせ、「あれより良かった」か「以前よりも悪かった」といった判断をする。

さらに判断に対して金銭が伴う際には、金銭価値に対するパフォーマンスも求められたりする。そして、直接その金銭を自分が払わない場合、たとえば会社や団体が立て替えて払っていたりすると、その行為を提供する者と、その行為を(会社が支払った金額で)受ける者との間には、ギャップが生じたりする。
提供する者からすると、この金額じゃこの程度、との思いもあるが、受ける者からすると、そもそも自分の懐は痛んでいないので、単なる別に過去に受けたサービスとの比較となるにとどまる。

 

そんな中でも物事は評価され、統計を取られたりする。確かに母集団が十分に大きければ意味もあるかもしれないが、最近はそうした母集団の大きさによらず、単なる結果だけを見て、右往左往する傾向が多いような気がして仕方がない。

 

ま、かといってすべてを無視するわけにもいかず、とはいえ全部を丸呑みにもできず。結果的に、都合がいいところだけをつまんでいたりする。
これでいいのかね?