文化をつくる

そもそもその時エンジニアは、自分たちが文化を作っているということを認識していたんだろうか?その時関係者たちは、大きな売り上げを作るぞとか、売れるモノを作るぞといった視点しか持っていなかったんじゃないだろうか?

でもその中のほんの一人でも二人でも、ブームじゃだめだ、文化にしていかなきゃという思いを持っていたりしたら。
そうした思いが、ちょっとした仕掛けを残していたり、もしもの時のちょっとしたフックを作っておいたり。そうした冗長性、余裕の部分がユーザーサイドにおいての想像の余地を生み出したり、工夫やカスタマイズの楽しみとして大きく弾みがつくきっかけとなったり。

 

ブームは一時的であり、やがて消えていく。
文化はたとえ形を変えたとしても、その根本は生き続ける。