規模の大きさを追わない

本当だろうか?

フレーズはいい。だが、その意味するところを本気で考え込めばこむほど、それはとてもつらい道のりを意味する。

たとえば、それまでは自社のその1つの製品カテゴリーによって、1000億円の市場が取れていたとしよう。全体が5000億のうちの1000億なので20%。
しかしその市場全体が5000億円から徐々に萎み始め、ふと気が付くと最盛期の半分にまで落ち込んだとしたら?
同じ20%のシェアを狙うとしても500億円の売り上げしかたたない。固定費を含めて考えるまでもなく、そのインパクトの大きさは想像に難くない。


ではどうしていくか?規模の大きさを追わないということは、
 1)小さくなって、売り上げも小さくなる
 2)小さくなるが、売り上げは維持する
という2択に。
1)は、組織規模そのものも小さくしていかなければ生き残っていけない。
2)は、そこに、「今まで以上の付加価値」を乗っけて行かなければ実践できない。

規模の大きさを追わないというのは、その1)2)を50:50の割合で実施するのか、それとも20:80なのか、1:99なのかといった割合を選択すると言う事。