その現場の真実

雇用が逼迫している現場全てではないにせよ、結構多くの場所で作業効率が低い現場となっていて、なんとか人力で対処しなければならない。往往にしてそのような職場は、給与が低めな場合を見た。

 

変わって、効率性の高い職場で雇用が逼迫しているところは、相当急激に事業が拡大している場合。業務がそうそう拡大していなければ、そういう職場はそもそも事業効率が相当いいので、追加雇用がさほど逼迫しない。と言うか、逼迫する前から段階を追って、対策が進められている。

 

上記の二つを同時に論じるからこそ、おかしな誤解が生まれる。人をより優先的に配置すべきは、後者の職場だろう。日本において、「何とか生き延びさせる」ために、いかに効率の悪い、無駄な職場がのさばり続けているか。ゾンビのような無駄職場が大量にある事こそが、日本の生産性を下げているといっても過言ではない。
であるからこそ、「生産性の上げられない職場」は「消え去るべき」、端的には「つぶれるべき」なのだ。正しい経済原理で淘汰されない事こそが日本経済の停滞の一つの要因。

…と、こういうと、結構なベテラン組から「俺たちはそうそう変われないよ」などと弱音を聞くことがある。そう、その「弱音を吐くあなた」こそが大きな原因の一つ。あなたが効率化できないなら、変われないなら、もう退場を願いたいという「経済的帰結」が求められているという事だ。そんな既存のゾンビ管理職が、若手を使い古し、搾りつくして潰してしまっては、国の行く末は見えない。打ち倒すべきは、学ばない、変われない、変わろうとしない、非効率な世代ですよ。適者生存の世の中において、あなたは適応出来ていない、既得権をかさにきて搾取側になっていると言う事なのですから。